大阪家庭薬協会会長　2023年 年頭挨拶

2023/1/1
大阪家庭薬協会会長　坂上 隆彦

謹賀新年、あけましておめでとうございます。

昨年も年末まで第8波の来襲が叫ばれ、コロナ、コロナで明け暮れた1年でありましたが、大阪家庭薬協会加盟52社は消費者の皆様のご愛顧もあり恙無く事業運営をさせて頂きました。誠に有難うございました。又、世の中では年末のワールドカップでの明るい話題等もあったかと、皆さまには夫々対策は講じられた上で日々お健やかにお過ごしになられた事と存じます。

さて、昨今の家庭薬業界を取り巻く状況としては、ジェネリック医療用医薬品の欠品に伴う家庭薬での解熱鎮痛剤などの品不足も一部発生し皆様にご迷惑をおかけしている事、先ずは衷心よりお詫び申し上げます。本件に関しましては加盟各社夫々工場稼働時間の延長や人員確保を行い、よりご迷惑をおかけしない様に増産を行っております。根本的な増産体制には設備投資による生産能力の向上が必要になりますが、その件には年月が必要な事もあり今暫くのお時間を頂きたくご理解をお願い致します。

又、医薬品業界全体で言われております一部メーカーの品質不良問題につきましては、当協会では薬事委員会にてe-learningプログラムを作成、会員各社へ転送し、各社での全社員への啓発活動を支援しております。更に定期的に厚生労働省よりご担当官にお越し頂き薬事セミナーの開催も行ってきました。この薬事セミナーは好評を得、大阪府薬務課様からもご参加いただき参加人員は拡大の一途です。本年も開催致します。又、毎年変化する薬事行政にタイムリーに対応すべく翌年以降も継続開催を目指してまいります。

更に言われて久しい「セルフメディケーションの推進」については、未病領域における人間本来の自己治癒作用、病に伏せる前に、病にならない様に、多少の不具合には自ら改善できるように、昔からの伝統薬の活用し易いご提供、より解り易いご説明、更には新たな家庭用常備薬の開発など、皆さまのご健康に貢献できる様、様々な活動を展開して参ります。本年も「大阪家庭薬協会」加盟52社の製品をどうぞ宜しくお願い申し上げ新年のご挨拶とさせて頂きます。

以上