大阪家庭薬協会とはABOUT US
会長あいさつ
平素は、当協会の活動にご理解、多大なるご支援賜り、厚く御礼申し上げます。
超高齢化社会の到来が語られて久しく、また、新型コロナ禍の社会を経験したことから、生活者の中での健康意識が高まり、自らが考え、必要なものやサービスを選択することで、健康維持・増進する機運が上昇しています。国家財政における医療費削減の観点からも、セルフケア推進と適切なセルフメディケーションの実施が重要なものとなっています。
一方で、医薬品業界における品質問題の発生から、法令順守を大前提とした製造管理の厳格化等への対応が求められ、世界的な紛争下の原料高他、上昇していくコストを踏まえ、供給責任に応え、事業を継続する、大変厳しい環境に迫られています。
当協会の会員企業では、長きに亘り利用されてきた伝統的な家庭薬を、多く社会に供給し続けており、現下の環境においても、その重要性と必要性は大きいものです。「安全・安心」「品質」「適正使用」をキーワードに、生活者の皆さまの健康の維持・増進、健康寿命の延伸に資するものと信じます。
引き続き、業界の共通課題解決に向けて、行政当局や関係諸団体との連携を図り、会員企業間での協力関係を更に強固にし、係る難局に鋭意対応して参ります。
生活者の皆さまにおかれましては、ご家庭での常備薬として、末永くご愛顧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
大阪家庭薬協会会長 森下 雄司
協会の生い立ち
大阪家庭薬協会は、昭和20年11月28日に大阪府内に本社または工場等の営業拠点を持つ家庭薬メーカー34社の親睦団体として創立されました。設立当初は「大阪府家庭薬組合」と称し、田邊製薬株式会社の田邊五兵衛さんが初代理事長に選ばれました。その後、昭和25年2月に「大阪家庭薬協会」と名称が変更され今日に至っています。今では大阪府内だけでなく、関西近辺あるいは東京、名古屋、九州に本社がある家庭薬メーカーも加盟しており、事業内容も親睦団体から会員相互にテーマを決めて共同研究をする団体へと変化しております。詳しくは各会員の紹介ページをご覧下さい。
「家庭薬」とは
家庭薬は、病院等でお医者さんから処方される薬ではありません。薬局等で皆様が直接購入することができ、大衆薬あるいは一般用医薬品とも呼ばれています。また、家庭薬の中には伝統薬と呼ばれる薬がありますが、これは、明治あるいはそれ以前から代々受け継がれた処方と製法で作られてきた薬で、お祖父さんやお祖母さんが子供の頃から各家庭で常備薬として使われていたものです。これだけ医学の発達した時代となった今もなお大衆の根強い支持を受けており、日本の文化と位置づけている人もあります。
大阪家庭薬協会役員一覧
令和6年度大阪家庭薬協会役員(敬称略)2024年9月付
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